なんで自分がこんな病気になるの?と思った時

前を向くには

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「なんでいつも私だけこんな目に遭うの」
「なんで俺だけがこんな思いをしなければいけない」
こんな経験ありますよね。

私自身、小学生の頃から何度も思った経験があります。
同じ血筋の姉妹や従兄弟は健康なのに、自分だけ難聴や慢性じんましんなどで毎月のように通院。水泳の授業は見学、遠足は身体がだるくて辛い、飛行機に乗れば耳管閉塞で頭が割れそうに痛くなるなど、他の人が当たり前にできることが楽しめない子供だったからです。(参考:運営者プロフィール

他の子供が楽しむことを楽しめない分、本の世界や音楽(難聴でもウォークマンで楽しんでました)の世界に浸り、自分と向き合う時間が多かったように思います。
よく読んでいたのは三浦綾子著書作品です。クリスチャンではありませんが人間の本質を描いた作品から、教わることは多々ありました。

同時によく聴いていた音楽は、中島みゆき氏や鬼束ちひろ氏、90年代~2000年代初頭のMr.Children、浜崎あゆみ氏といったメッセージ性の強い歌詞を書くアーティストを好んで聴いていました。

その頃、よく聴いていた曲に平原綾香さんのヒット曲「Jupiter」がありました。
曲中には
  ”意味のないことなど 起こりはしない“
という歌詞があります。

この歌詞を聴いた時、意味のないことが起こらないというなら、
自分が病気になることにも意味があるのだろうかと、考えました。
そして、もし自分が病気にならなかったらどういう性格に育ったのか?と想像しました。

私は極度の人見知りで引っ込み思案、優柔不断な面が人付き合いで表に出ています。ですが、本当はワガママで傲慢、自分本位な性格です。
それが、難聴になったことで自信を無くして引っ込み思案になったと思われます。

また、中途半端な難聴のために、障害者でもなく健常者でもない立場に立ったことで、他人に優しくなれたと思います。
こう考えると、私は病気になったことで自分本位な嫌な性格ではなく、他人を思いやれる人間になれたと思うようになりました。

さらに、難聴と欠損歯により話すことが苦手な分、「作文を上達させよう」と小学生の時に決心しました。
同時期に作文に力を入れている担任の先生のクラスになり、校長先生も作文に力を入れている方が赴任して来たので、書く力の基礎を身に付けることができました。

その結果、文章を書くことが好きになり、大学で卒業論文が優秀論文に選ばれ、社会人になって応募した日本作詩大賞で佳作に入選することができました。
さらに、難病が悪化した後もクラウドワーカーでライター活動をして、収入を得ることも可能になったのです。
これらの結果を得られたのも、病気になったからだと思います。

もし、「なんで自分だけこんな目に遭うのか」と思った経験のある方は、
そこから何か得られたものがないか考えてみてください。
時には立ち止まって振り返ることも大切です。
嘆いているだけでは何も得られません。

平原綾香の『Jupiter』が聴けます

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