今年の夏はシェーグレン症候群と線維筋痛症になってから、初めて発熱を伴う風邪をひきました。
ワクチン接種ができないので、感染症には気をつけていたのですが疲れとクーラーの乾燥でのど風邪をひいてしまったようです。
久しぶりの風邪で苦労した体験をレポートします。
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頭痛と喉の痛みから始まったけど実は発熱していた?
発熱の1週間前からずっと頭痛と喉の痛みを感じていました。
ただ、熱を測っても36.4℃前後。
私の平熱は35.8℃~36.0℃なので、平熱の範囲だと思って放置。
喉の痛みはドライマウスから発生しているか、今年はクーラーを1日中つけているので、そのせいだと思っていました。
今、考えると線維筋痛症の私は、カロナール(解熱鎮痛剤)を1日2錠、朝・昼・晩と計6錠服用しているので、すでに発熱していたかも知れません。
ただ、地元の花火大会や夏休みで来客があって忙しく、線維筋痛症の症状が酷くてそちらの方が気になって頭痛と喉の痛みを気にしている余裕がありませんでした。
異変を感じたのは、来客が帰った後でした。
お風呂に入ろうと思った途端、いつもよりも体がだるくてお風呂に入る気にならなかったのです。
線維筋痛症がある私は、お風呂に入ると筋肉がほぐれるせいか痛みが緩和されるので、どんなに体調が悪くても、お風呂に入らないという選択肢はありません。
それなのに、お風呂に入るのが面倒だと思うほど体がだるく感じました。
それでも、なんとかお風呂に入り、鼻うがいをすると鼻がつまって、鼻うがいで溺れるところでした。
自分では鼻づまりの症状を感じなかったのですが、急に鼻がつまってきたのです。
おかしいと思い、熱を測りましたが36.4℃。
とりあえず、寝ることにしました。
熱はないのに発熱の症状で辛い
布団に入ってしばらくすると、喉の痛みが強く胸の辺りに熱がこもっているような感じになってきました。さらに、鼻づまりの症状がひどくなってくると、全身が熱を持ち頭痛が酷く、ドライアイの目がうるんできました。明らかに発熱の症状です。
水と熱さまシートを取りに行くついでに熱を測ると36.7℃。
平熱が低いのでこの体温でも辛いのですが、症状と測った体温の食い違いに困惑。
熱中症かも知れないとも思いましたが、どちらにせよ冷やそうと枕元に水を用意。
熱さまシートが見つからなかったので、部屋にあった冷タオルを半分に切って額と喉を冷やして寝ました。
しかし、筋肉痛や関節痛も起きて体が辛く、眠れません。
スマホで風邪や鼻づまりに効くツボを検索して、ひたすら指圧をしながら朝を迎えました。
かかりつけ医がお盆休み中。しかたなく市販薬で対応
持病持ちの人が風邪を引いた場合、かかりつけ医に行くのが普通ですが、運悪くお盆休み中。
開いている耳鼻咽喉科はバスと電車を乗り継いで行かなければなりませんが、体力がありません。
体温計は何度測っても36.7℃ですが、いつもは温かく感じる母の手が冷たく感じるので、絶対に熱があるのに、カロナールのせいで体温計では計測できないと判断。
母に市販薬と抗原検査キットを買いに行ってもらいました。
抗原検査は陰性でホッと一安心。
市販薬と熱さまシートで対応することにしました。
この時点で鼻づまりの症状はなく(ツボ押しが効いたのか?)、喉の痛みと発熱のみ。
筋肉痛や関節痛は、発熱なのか線維筋痛症なのか判断できませんが救急病院へ行くほどでもないと自宅療養することにしました。
発熱があったのは2日間。
熱があるかは母の手で判断していました。
熱が出ていていいことも!冷たい飲み物と食べ物が楽しめる!!
いつもは、冷たい飲み物や食べ物を食べると体に痛みが走り、下痢をしてしまうので冷たいものを飲食できません。(※シェーグレン症候群と線維筋痛症で困るアレコレ)
しかし、発熱して喉が痛いと冷たい飲み物やアイスクリーム、ゼリーが欲しくなります。
発熱で体が辛いうえに下痢をするのは嫌でしたが、我慢できずに甥っ子が置いていったアイスクリームやゼリーを食べると、あまりの美味しさに感激。しかも、体が痛くならず下痢にもなりません。
いつもは常温で飲んでいるポカリスエットも、冷蔵庫で冷やして飲むのも久しぶりでした。
発熱と喉の痛みは辛かったですが、冷たい飲み物と食べ物を楽しめたのはハッピーでした。
逆流性食道炎だと咳で大変なことに!!
症状というほどではありませんが、忘れた頃に出る咳。
これが厄介でした。
シェーグレン症候群の症状、唾液が出ない症状を改善するために服用している薬には、胃液の排出が活発になる作用があるため、逆流性食道炎になります。
逆流性食道炎の薬も服用していますが、咳をすると痰と一緒に飲食した物まで出て来るので、その度にトイレへ駆け込むことに。
後鼻漏が原因で出る咳もあるので、通常のうがいと鼻うがいもしっかり行いました。
熱が下がっても喉の痛みと耳痛が続く
熱は下がりましたが、市販薬を飲んでも喉の痛みが治らず、さらには真珠腫の手術をした右耳が痛み、聞こえにくくなり始めました。
喉の痛みは内科よりも耳鼻咽喉科へ行く方が早く治りますし、耳の状態を診てもらうにも都合が良いです。
しかし、お盆休み中に開いていた耳鼻咽喉科が今度は夏期休業。
喉が痛む時はいつも、のどぬーるスプレーと水道水でのうがいで対応しています。
発熱前はちょうど切らしていたので、のどぬーるスプレーを買ってきて、うがいを強化。
うがい薬とのどぬーるスプレーは同じ成分が入っており、使いすぎると喉を傷める原因になるので、水道水でうがいをしています。
喉の痛みが取れると耳の状態も改善。
そして以前から興味のあったスマート耳かきを取り寄せ、自分で耳の中をチェックすることに。
左耳と右耳を比べると明らかに右耳が赤い。でも、耳だれが出ていないことも確認。
耳だれが出ていないのなら中耳炎ではないだろうと、元々もあった予定を優先することにしました。
私にとって耳の痛みや喉の痛みは日常茶飯事。
この状態で病院へ行くと、どんな治療をするのか、どの薬が処方されるのか分かっています。
耳が赤いだけでは薬も処方されません。(私の場合です。皆さんは病院へ行ってください)
そうして1週間。
再度、スマート耳かきを使用すると右耳の赤みが消えていました。
ただ、鼓膜が白く見えるのが気になりGoogle photosからGoogle画像検索をすると、「再建された鼓膜」という検索結果が!
右耳は真珠腫の手術をした時に、鼓膜の再建もしていました。
ITの進化ってスゴイ!!
ということで、しばらく様子を見ているうちに喉の痛みと右耳の痛みと聞こえにくさは自然と治りました。
ここまで約1ヶ月。
シェーグレン症候群の人は体が乾燥しているので風邪をひくと長引くそうです。
風邪をひかないように気をつけましょう。
もし、風邪をひいてしまったら病院へ。