※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
私は3歳の時から現在まで数十年、通院を続けています。(運営者プロフィール)
幼い頃から肌が弱かったことや、慢性中耳炎真珠腫の治療、歯科矯正があったからです。
20歳以降は、月経困難症や原因不明の体調不良を治すために、いろいろな病院を回りました。
シェーグレン症候群と線維筋痛症と判っても、いろいろな病院で意見を聞き、ようやく一定の病院に落ち着いたのはここ数年です。
ここに至るまでにいろいろな病院や医師に会いました。
病院ですから良い思い出より嫌な思い出の方が多いですが、あまりにもひどかった対応を7つ紹介します。
似たような経験をしている方は、転院を検討されることをオススメします。
ケース1:この一言は「他の病院へ行け」の合図
みなさんは、治っていないのに帰り際に「また何かあったら来てくださいね」と言われたことはありませんか?
実は、この一言は「うちでは手に負えないから他に行ってね」の合図なのです。
このケースは「ものすごくひどい対応」とは言えませんが、患者からしたらハッキリ言って欲しいと思いませんか?
せめて、「遠くの病院だけど他の病院へ行ってみませんか」と提案して欲しいですよね。
治っていないのに「何かあったら」は日本語としてもおかしな言葉です。
もし、この一言を言われたらすぐに転院先を探しましょう。
ケース2:デリカシーがない
まさにドクハラです。
私は気が短いので、すぐに転院しました。
2-1:この程度で来ないで
いつも通院している皮膚科の医師が体調不良で閉まってしまい、仕方がなく新しくできた皮膚科に行きました。
両ひざの接触性湿疹がひどくなってかゆくて、眠れないぐらいだったのですが、診察した医師はチラッと見て「これぐらいで来ないで」と一言。
その後は目を合わせることもなくステロイド剤の薬を出すだけでした。
本当は口角炎の相談もしたかったのですが、言葉が通じないと思いやめました。
しばらくは処方された薬でしのぎ、閉院した皮膚科が代替わりして開院したので、すぐに診てもらいました。
「これはかゆかったね。大変だったね。でも、この薬だと皮膚が薄くなるから薬を変えよう」
と言ってステロイド剤をワセリンや他の薬で薄めた薬を出してくれました。
皮膚科に限ったことでいえば、ポツポツとした湿疹ですぐにステロイド剤の原液を処方する皮膚科はあまり信用できません。塗り薬のステロイドは飲み薬ほど副作用はありませんが、ステロイドかぶれや、皮膚がうすくなってしまう、塗った部分が日焼けしやすくなるなどの副作用があるからです。
ボコボコとした湿疹のかたまりができて、掻きこわしそうな時は別ですが。
2-2:ぶよぶよだな
これは、シェーグレン症候群と診断してくれた大学病院の医師が言った一言です。
この一言で私は「この先生と一生付き合うのは嫌だな」と思いました。他にも、理由はありますが・・・・・・。
その頃から脚が痛くて通勤の電車で立っているのが辛く、相談したのですが脚を触ると「運動してない脚だな。ぶよぶよだな」と言われました。
シェーグレン症候群には倦怠感の症状があります。その症状があること伝えているのに、なぜその言葉が出るのだろう。というか、他に言いようがあると思いますが・・・・・・。
失礼な事を言ったうえに「立てなくなったら検査しましょう」と、言われました。
立てなくなったら困るから、早めに言ったのですが伝わっていなかったようです。
2-3:手術後に「昇進おめでとうございます」と拍手
中学生の時、耳の手術を勧められました。
難聴を治したかった私と両親はわらにもすがる思いで、お願いして手術を受けました。
手術は耳の局所麻酔で、視線の先にはモニターに映された私の鼓膜が映っている状況。意識しなくても身体が震えました。そのうえ、「これじゃあ入らないな。子供用の持って来て」とか、器具を落とす音などが聞こえる状況。
ガクガク震えながらなんとか耐えているうちに聴力が良くなるのを感じ、医師から「耳の聞こえどう?」と聞かれ「よく聞こえます」と私が答えました。すると、看護師さん達が拍手をして「おめでとうございます。成功ですね」「昇進おめでとうございます」と患者そっちのけで大騒ぎ。
その時は、昇進の意味がわかりませんでしたが、2週間後に外来に行くと手術を担当した医師が部長になっていました。
大学病院では手術の実績で昇進するのは『白い巨塔』で知っていましたが、ちょっとデリカシーがないですよね。
ちなみに、この手術は1ヶ月後に失敗が判明。
昇進した部長いわく、私が首を動かしたからだそうですが、首を動かさないと生活できませんよね。
手術が失敗したのは、慢性中耳炎の後ろに真珠腫があるのを見落としたことが原因でした。
ケース3:研修医が見学することに同意を取らない
大学病院や総合病院では、治療の際に研修医が同席することがあります。
時には研修医が1人ではなく大人数で来て、代わる代わる患部を診ることも。
現在では、予め「研修医に診せてもいいですか」と声をかけてくれる病院もありますが、中には同意を取らない病院もあります。
3-1婦人科検診でカーテンの向こうに数十本の脚
これは友人の話です。
友人が妊娠した頃に検診に行くと、婦人科の診察台に乗せられるとカーテンの向こうに数十本の脚が見え、話し声が聞こえました。
男性の方は分からないと思いますが、婦人科ではボトムスを脱いで診察台に上がると、下腹部からつま先はカーテンで区切られて患者には見えません。
かろうじて、診察台の下から脚だけが見えるだけです。
しかも脚を広げている状況。
私なら黙って検診を受けてしまうかも知れませんが、友人はカーテンを開けて「見世物じゃないのよ。出て行って」と、一喝。
主治医が平謝りして、研修医は去って行ったようです。
一言、断りを入れていただきたいです。
3-2「教授に診てもらいたいのでいいですか」って言いましたよね?
歯科矯正が終盤にさしかかった頃、歯科矯正の担当医が高齢で亡くなり担当医のご子息が引き継ぎました。
その頃、私は受け口の治療が終わり、欠損歯部分に6本分のブリッジが入れ終わり、あとは親知らずを抜くだけでした。矯正の影響で出て来れなくなった親知らずを抜くために、担当医(息子)が修行中の大学病院で抜くことになりました。
そこで担当医から「教授に今の状況を診てもらってもいいですか?」と言われたので、私は了承しました。と、いうのも先代の担当医と比べ物にならないほど腕が悪く、超満員だった歯科医院も患者がいなくなったので不安だったからです。
ところが、教授はぞろぞろと研修医を連れて登場。
さらに担当医が「父が治療しいた患者さんです」と、私を紹介。
教授は「じゃあ診せてください」と言って私の歯並びをチェックするなり「さすが○○先生ですね」と先代の担当医を褒めちぎり、担当医は「恐れ入ります」と喜んでいました。
その後は、研修医が代わる代わる口を覗き込み「すげー」を連発。
確かに先代の担当医は歯科矯正のフロンティア。いわばレジェンド。
自分の父を自慢して教授への点数稼ぎをしたくて、「大学病院まで呼んだのか」とウンザリしました。
研修医が来るならそれもちゃんと言ってください。
3-3研修医嫌いの原点
私が研修医に診られるのが嫌なのには原因があります。
6歳の時、点耳薬の副作用で入院したことがありました。
その時に、「白い巨塔」「ドクターX」よろしく大名行列がやってきて、耳の中を診た後に「珍しい症状だから良く診ておきなさい」と、言うと次から次へと医師達が耳の中を覗き込んで行きます。
その間、私は看護師に頭と体を押さえ込まれて身動きが取れませんでした。
幼い私にとって恐怖体験に近いものでした。
ケース4:患者の話を聞かない
医師が患者の話を聞くのは基本だと私は考えています。
これは、実際に母が経験した話です。
健康診断を受けた後に検診結果を聞きに行った母。
健康診断結果は異常がなかったのですが、その頃の母は急激に体重が減っていました。
そのことを医師に相談したのですが、医師は無視。
それから2週間経っても体重は減り、体調が悪化。他の病院で診てもらったら悪性リンパ腫でした。
現在は寛解状態になっています。
たった2週間ですが、少しでも早く対処して欲しかったです。
ケース5:これは訴えるレベル!!本当にあった昭和の病院
最後は最も最悪なケースを3つ紹介します。
線維筋痛症はシェーグレン症候群の合併症として発症しますが、強いストレスでも発症します。
仮に私の線維筋痛症が強いストレスで発症したのなら、これらの経験ではないかと本気で思っています。
5-1耳鳴りで眠れないから睡眠薬?
中耳炎がただの慢性中耳炎だと誤診され続けて、ついに内耳炎を発症した時の話です。
隣の人が話す言葉が聞こえないぐらいの耳鳴りがするようになりました。
そこで、ずっと通っていた某大学病院を受診。
すると「耳鳴りで眠れないなら睡眠薬出すからこれ飲んで寝ろ」と追い返されました。
その時に出されたのはサスペンスにも登場するハルシオン(トアゾラム)。
処方されたので試しに服用したら5分もしないうちに眠ってしまい、起きたら翌日の夕方でした。
起きた時ゾッとしました。
耳鳴りで眠れないならと、こんな薬を処方するなんて患者を馬鹿にしているとしか思えません。
5-2インフォームドコンセントを取らずに治療
私が子供の頃、治療台に寝かされ男性医師2人が体を押さえつけ、1人が耳の治療をするということがありました。
もちろん、親は同席していません。
意味もわからず寝かされ、突然押さえつけられただけで恐怖です。
それで治療を始めるので泣くのは当然だと思うのですが、「よく泣くな」と医師達は大笑い。
悔しい気持ちと説明もなく治療を始めたことに疑問を感じました。
私がまだ子供だったのでインフォームドコンセントを取らないのは仕方がありません。
ですが、少しでも治療をすることや痛みを伴うことを説明すべきだったと思います。
5-3白衣の悪魔
ドクハラでなく看護師の話です。
これも子供の頃なので、現代と事情は異なると思います。
私は中耳炎のため定期的に聴力検査をしていました。
聴力検査の最中は検査を行う看護師と2人きりです。
聴力検査は音が聞こえたらボタンを押すという簡単なものです。
当時幼稚園の年長だった私でも理解していました。
なので、音が聞こえるまでボタンを押しませんでした。ところが、看護師は「聞こえるでしょう。押しなさい」と、怒鳴り散らしたのです。
私は怖かったので看護師が睨んで来ると聞こえないのにボタンを押してしまいました。
聴力検査結果を見た医師は「良くなってる」と喜びましたが、看護師によって改ざんされたものです。もしかしたら、この検査結果が慢性中耳炎の後ろに真珠腫が隠れていたのを見逃す結果になったのかも知れないと悔やまれます。
看護師の話は、もう1つあります。
現在でも完全看護と言いながら、子供が入院した際は親が早くから病院に来て遅くまで付き添う、または泊まり込みをするのが常識になっています。
私の時代もそうでした。
ある時、用事があって母が朝食に付き添えませんでした。点滴がなければ自分で食事を取ることができましたが、点滴台に腕が固定されているうえ、起き上がることを禁止されていたので、私は1人で食事をすることができませんでした。
看護師が忙しい合間に私の所へ来て、サラダを口いっぱいに入れ「早く食べなさい」と怒鳴り、さらにはスプーンフォークで口に押し込む。
それを繰り返され、涙目になりながら飲み込みましたが耐えきれずに「もういらない」と食べるのを止めました。
それ以来、私はサラダを食べることができません。
口にいれると反射的に吐いてしまいます。
かなりのトラウマになっているのだと思います。
私のような目に遭っている子供がいないことを願っています。
以上のように疑問を感じる行為をされた時は転院を検討しても良いと思います。
一生付き合わなければならない医師ならば、安心して任せられる医師や医療スタッフがいる病院がいいですよね。